ボストン留学サポートのカウンセリングを受けられて、ボストンへ留学される方の過半数は、出発前に海外生活の未経験者であったり、英会話に苦手意識を持っておられる方達です。もしかすると、今、この記事をよんでられる、あなたよりも、留学に対する不安が大きい方かもしれません。
しかし、そんなお客様達から、当初、想定もしていなかった様なブレークスルー(人生の突破口)のお便りを頂く機会も少なくありません。
今回は、会社員を20代後半で退職して、ご自身でコツコツと留学資金を貯められて5ヵ月間のボストンへの留学を実現されたSさんのお話をさせて頂きます。
Sさんは、日本の大手銀行で大学を卒業した後の一貫して勤められていました。会社での成績は、優秀だったそうです。しかし、対人コミュニケーションが苦手だというコンプレックスを持ってられたそうです。
実際に、私とカウンセリングをした際も、目を合わすのが怖い様で、常に下向き加減で会話をしていたことを、私は覚えています。
しかし、そんなSさんから、帰国されて4カ月間、なんの連絡もありませんでしたが5ヵ月目に、突然、私に連絡がありました。
「帰国後に希望していた外資系の金融機関への転職が実現しました。イギリス本社での研修で数ヶ月、ロンドンへ行っていました!」
正直、Sさんの変貌ぶりに、私は驚きました。会話する時に、彼女は真正面から私の目をしっかり見て、自信のある表情でボストン留学の体験談を話してくれました。
そして、私はSさんに質問しました。
「Sさんは、どうして、今の様な自信のある状態へ変われたんですか?」
「私は、会社を辞めたお金で、大学時代からの夢だったボストンへの留学を実現しました。本当は1年くらい余裕をもって留学したかったんです。でも5ヵ月の留学をする費用しかありませんでした。帰国後にも、十分なお金もなかったので、絶対に帰国後に、成果を出す必要に迫られたので、色々なチャレンジをボストンでしました。」
彼女は続けました。
「語学学校では、メキシコと台湾から来た私と同世代の女友達が出来たんです。彼女達も会社員を辞めて、ボストンへ留学してきた私と全く境遇の同じ二人だったんです。学校の1週間の休みがあった時に、3人で夜行バスを使って、ニューヨークとワシントンDCへ旅に出たんです。
今までの人生で、家族や大学時代の友達にも、絶対に打ち明けられなかった私の悩みを彼女達は、真剣に聞いてくれて、最後には、私と一緒に涙してくれたんです。」
3名とも、英語が母国語ではありません。英語をお互い学んでいる状況を考えると、100%の正しい英語ではなかったはずです。しかし、Sさんは、異国から来た友達に、自分が今まで誰にも打ち明けられない程の悩みを打ち明けて、共感してもらえたことで、一人で抱え込んでいた悩みが解消されてしまったそうです。
今の時代、日本人なら、留学費用があって、学生ビザを取得することができれば、語学学校で英語を学ぶことは難しいことではありません。
しかし、Sさんの様に、5ヵ月の留学期間であっても、人生を切り開くほどの経験を全ての人ができるかは分かりません。
この記事を読んでいる「あなた」は、ボストン留学を通じて、どんな体験をしてみたいですか?
そして、Sさんの様な経験をするには、どんな事が大切だと思いますか?