大学の専攻をニューヨーク・ハーレムで決める!
今日は、人生初のアメリカ一人旅、しかもニューヨークでの経験をお話しします!
4ヶ月前まで、愛知から殆ど出た事もなかった田舎者の私は、大都会ニューヨークのグランド・セントラル駅という大きな駅の前に一人立っていました。
もちろん、誰一人、知り合いもいない状況です。当時は、携帯もFacebookもなく、頼るのは自分の足と感覚でした。それでも私はワクワクしていました。何か大きなものを発見できるのではと直感していたからです。
私は、自由の女神、エンパイヤステートビル、メトロポリタン美術館、国連本部などの観光地へ繰り出しました。そして、今までに見た事もない華やかな世界を堪能しました。
ニューヨークは凄いと、その魅力に圧倒されました。その後も、金融街のウォール街、ニューヨークの芸術の発信地のSOHOやイタリア人街、チャイナタウンにも行きました。
一通り、観光地を回った私は、最終日、どこへ行こうか悩みました・・・
そしてヒップホップ音楽の好きだった私は、黒人文化の発信地のハーレムに行く事に決めました。滞在していたユースホステルを出て、徒歩でアッパー・イースト・サイドというビートルズのジョン・レノンも住んでいたという高級住宅地を抜け、少し歩くとハーレムが見えてきました。
貧困地域ハーレムは、補修も長い期間されていないであろうボロボロの家が立ち並んでいました。平日の昼間から酔っぱらったホームレスがストリートに立っていました。
「何なんだこの世界は・・・?」正直これが、同じアメリカとは思えませんでした。宿泊したユースホステルの管理人には、ハーレムの入り口までは行ってもいいが、奥には危険なので絶対に入ってはいけないと言われた。
私は奥地へは立ち入りませんでしたが、ハーレムの入口の光景だけでも、日本の田舎で生まれ育った私には衝撃で、この貧富の格差の理由を知りたいという衝動が体に走りました。
後に、それらのテーマを研究したいと思い大学では社会学を専攻する事になりました。仮に、ハーレムへの訪問がなく、表の華やかなニューヨークだけを見て帰っていたら、全く違う学問を学んでいたかもしれません。
あなたは、大学留学を通じ、探求したいテーマはありますか?今見つからなくても、何かのきっかけで、きっと見つかる事でしょう。
私の発見した様な”心が湧き上がる様なテーマ”を持っている留学生は、理系・文系に関わらず本当に強いと思います。
次回は、セントルイスへの帰りに立ち寄った学生街ボストンについてお話します。お楽しみに♪
【第3章】大学進学でのポイント
1)正直ベース、米国大学を卒業するのは難しくないか?
2)学部に関係なく学べる「科学的思考」
3)3つの大学進学の成功エッセンス
a) 目標を持つ
b) 卒業に必要なルールを知る
c) 感謝の意味を知る(国を超えても、結局は人対人が基本)