1つの質問に沢山の答えがあるアメリカ教育
「アメリカの大学の入試って、どんな感じですか?」と疑問を持たれる方もおられるか思いますが、アメリカの大学には入試がありません!
「え~、入試がなければ誰でも入学できるの?」と思われる方に説明します。アメリカの大学はAO制度(アドミッション・オフィス制度)という入学許可を行うオフィスに下記の様な書類を提出するだけで、殆どのケースで合否が決まります。
1)Application form (申込書)
2)TOEFL公式スコア
3)エッセイ(入学理由)
4)残高証明書
5)高校の成績証明書(英文)
6)申込み金
また、入学時期でも日米では大きく異なります。
■日本の大学・・・年1回(4月入学)
■米国の大学・・・年2~4回(9月入学が主流)
一般的に、アメリカの大学は入学するのは簡単だけど卒業するのは難しいと言われます。ただ、大学留学の一経験者としては、私はこの見解は、50%正しいけど、もう50%は誤りだと思います。
それを説明するには、まずは日米の大学の学部決定のシステムの違いから説明する必要があります。
■日本の大学・・・入学前に学部を決める
■米国の大学・・・3年生の時に、自分の関心のある学部を決める
日本の大学に入学した場合、仮に学部が自分の関心外の内容でしたらいくら日本語であっても苦痛でしょう。逆に、英語でも自らが選んだ関心のあるテーマなら、楽しく頑張れるでしょう。
あなたが関心のある分野を見つける事が大学留学成功への近道だと私は思います。現時点で、全く関心分野が明確でなくても、米国の短大・大学では、はじめの2年間をリベラル・アーツ(一般教養)のコースを取る事ができ、浅く広く多くの分野を学ぶ事ができます。
下記のようなコースを受ける中で、自分が本当に探究したいMajor(専攻)を2年間かけて選ぶ事ができるのが特徴があります。
■文学
■化学
■数学
■政治学
■心理学
■社会学
■歴史
■選択教科(IT、ビジネス、アート等)
あなたが、仮に留学前に、「私は何を学べばいいのか?」と疑問に持っていたとしても、それは全く問題はありません。自分に合った専攻を発見すればよいでしょう!
次回は、アメリカの大学で求められる能力についてお話しします。お楽しみに♪
第7章:リサーチペーパーのポイント
1)人の心を打つ文章が、語学力の劣る留学生の突破口!
2)社会学部のHonor になったリサーチペーパーのポイント
3)チューターの有効活用でペーパーの質が決まる