先月、ボストン市内で唯一のコミュニティーカレッジ(州立2年制カレッジ)を訪問して参りましたので、その内容をレポート致します。同カレッジは、地下鉄のオレンジラインの「Community College」という駅に直結して、都会的な生活をしながらカレッジに通えるのが魅力の1つです。
【バラエティーに富んだ学生達】
多国籍の留学生を受け入れるバンカーヒル・コミュニティ・カレッジ (Bunker Hill Community College)は、国際色豊かなカレッジとしても有名です。実際にカレッジ内を歩いてみると、色々な国の人達が自然に溶け込んでいる印象を受けました。そして、International Centerという留学生の為のセンターもあり、留学生のサポートも行われています。
ちなみに、同カレッジが統計を取った2012年の秋の留学生の数は、812名におよびます。97ヶ国からの留学生の受入れをしており、メジャーな国は下記となります。
1位:韓国人・・・142名
2位:中国人・・・110名
3位:ベトナム人・・・64名
4位:日本人・・・52名
5位:ブラジル人・・・23名
6位:ベネズエラ人・・・21名
7位:台湾人・・・18名
【アカデミックサポートの充実】
語学力にハンデのある留学生に対しても、サポートが充実しています。English(英語)、Math(数学)、Science(科学)などに関して、チューターの先生に予約を取って、教えてもらう事ができる様です。各人、苦手分野が異なるかと思いますので、その人にあったアカデミックサポートが受けられる事でしょう。
【4年制大学への編入の道】
バンカーヒル・コミュニティ・カレッジ (Bunker Hill Community College)のインターナショナルセンターのディレクターによれば、以前、同カレッジからハーバード大学やマサチューセッツ工科大学への編入実績もあるとの事でした。
多くの留学生は、必要とされるG.P.A. (Grade Point Average: 成績値)を維持して州内外の州立大学や私立大学へ編入をしていきます。ケースによっては、University of Massachusetts(Amherst, Boston, Lowell, Dartmouth)の3年生への編入も可能との事です。
編入先の一例:市内の唯一の州立大学、University of Massachusetts Boston