アメリカのコミュニティカレッジでA評定を得ることのできたエッセイの実例って!?

アメリカのコミカレ(コミュニティカレッジ)に進学して最初にEnglish Composition 101という英作文の入門コースを取りました。
私のプロフェッサーは、自分でテーマを決めて英作文を作る様に宿題を出しました。
私が選んだテーマは、How I selected Quincy College (和訳:どの様に私はクインシーカレッジを選んだか)でした。1回目に提出したエッセイは、なんと評価がFでした。私のプロフェッサーは、「あなたには、評価を上げられない。」と言われました。プロフェッサーは、私がアカデミックライティングの基礎を理解していないとも言いました。

そして、色々とアカデミックライティングに関して調査したり、カレッジのチューターの先生にチャックしてもらったりして、2回目に提出したものはAという最高評価になりました。このページでは、エッセイの原文と和訳、そして、このエッセイのリライトから学んだポイントを紹介します。

1.A評価を得た提出エッセイ(原文)


2.A評価を得た提出エッセイ(和訳)

評価:A
作成者:コマツシコウ
コース番号:English 101 (英作文コース)
作成日:1996年5月6日

どの様に私はクインシーカレッジを選んだか

クインシーカレッジを選ぶために、私は事前の調査を行いました。私は、一歩一歩、進学するカレッジを選ぶために時間を費やしました。これが、私のアメリカのカレッジライフで、はじめて経験した困難でした。

まず第一に、私はアメリカの色々なカレッジからカタログをより寄せました。それらのカタログを使って、授業料、ロケーション、学部などの情報をチェックしました。私によっては、授業料の安いカレッジが理想でした。なので、私は私立ではなく公立のカレッジを探しました。そして、すぐにボストン周辺のコミュニティカレッジを見つけました。それらは、マスベイ・コミュニティカレッジ、ロックスベリー・コミュニティ、バンカーヒル・コミュニティカレッジなどです。

単にカタログだけの情報では、実際に、それぞれのカレッジがどの様なものかイメージが付きませんでした。そして自分の住んでいるアパートからどらくい離れているかも分かりませんでした。なので、私は、実際に、それらのすべてのカレッジを訪問しました。そして、キャンパスを歩いて雰囲気を感じてみました。その後で、各カレッジの学生のアクティビティについて知るために、アドミッションオフィスのスタッフと会話をしました。この時点で、いくつかの学校は、不便なロケーションや悪い雰囲気のために進学先には適しませんでした。例えば、マスベイ・コミュニティカレッジへの通学は、(地下鉄とシャトルバスを乗り継ぎ)アパートから約2時間かかりました。ただ、学校の雰囲気はよかったのですが。その大学は、新しいコンピュータラボや大きな図書館がありました。

全ての側面からよいというカレッジは1つもありませんでした。しかし、私は最終的に、授業料が一番安いという理由と交通の便が最もよいという理由でクインシーカレッジを選びました。私にとっては、このカレッジの雰囲気と施設はベストなものではありませんでしたが、授業料の安さと交通の便は、私にとってより重要な要素でした。なので、私はクインシーカレッジを選びました。

3.高い評価を得るエッセイを書くにあたって重要だったポイント

私の場合、日本語であっても、論文形式の文章を書いたことがありませんでした。
なので、1回目の提出エッセイでは、日本の中学校や高校の時の夏休みの読書感想文の様な感じで、自分の思っていることを順番に書いていきました。
しかし、それは、アカデミックなライティングとしては認められませんでした。

2回目に書き直したエッセイには、下記の要素を加えました。

➊Introduction(イントロ)

➋Body(イントロをサポートするアイディア)

➌Conclusion(結論)

アメリカの大学を卒業するまで120単位(40コース)の授業を受けました。その全ての授業の提出論文に、上記の➊~➌をきちんと含んでいるものが求められました。
A4用紙1枚のエッセイでも、30ページに及ぶ論文であってもです。

英語力にハンディを持っていた私がリサーチペーパー(論文)で高い評価をコンスタントに取るにあたって重要だと思うポイントを動画でも紹介しています。
ご興味のある方は、ぜひご覧になってください。

【参考動画の内容】

1)人の心を打つ文章が、語学力の劣る留学生の突破口!
2)社会学部のHonor になったリサーチペーパーのポイント
3)チューターの有効活用でペーパーの質が決まる

>>アメリカの大学の論文で高い評価を得るポイント【前半】

>>アメリカの大学の論文で高い評価を得るポイント【後半】

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