アメリカの大学は、2学期制(semester system)と4学期制(quarter system)の大学があります。圧倒的に多いのが2学期制の大学です。ボストン周辺では、ハーバード大学やMIT、ボストン大学、マサチューセッツ州立大学などは2学期制です。一方、ノースイースタン大学は4学期制となっています。今回は、2学期制の大学の1学期間の授業を例として、どの様な形でアメリカのカレッジの授業が進められるかを解説します。

1. Syllabus(シラバス)が教授より渡される

シラバスは、学習計画の事で、コースの概要をA4の用紙、数枚で説明しています。このシラバスがあると、授業全体の流れが理解でき、語学力のハンディのある留学生でも、比較的に円滑にコースを受けられます。

2. Quiz(小テスト)が行われる

中間テストまで、数回に分けて小テストが行われます。小テストなので、中間テストや期末テスト程の量はありません。また、難易度もそれほど高くありません。ウェイトは少なくはありますが、成績にも反映されるので、できるだけ高得点を目指したいです。

3. Mid-term paper (中間エッセイ)の提出

事前にエッセイのテーマは、教授から渡されます。いくつかのテーマから選択できる場合が多いです。エッセイは、授業後に十分な準備ができるので、やり方によっては、英語にハンディのある留学生でも高い成績を取れる可能性があります。

4. Mid-term exam (中間テスト)が行われる

学期の前期に習った内容全体からテストが出題されます。出題されるテストには、選択問題、True or False(マルバツ問題)、定義の説明などに加え、クラス内でショートエッセイを書く様な場合もあるので、事前の対策も重要です。

5. Quiz(小テスト)が行われる

中間テスト後から期末テストまで、数回に分けて小テストが行われます。基本的に、前期と同じポイントに注意する必要があります。

6. Final paper (期末エッセイ)の提出

提出物の中で最もウェイトの高いのが期末エッセイです。他の教科のエッセイと提出日が重なると、慣れてないと、かなり大変なのでコースの取り方にも注意が必要です。

7. Final Exam (期末テスト)が行われる

学期の前期と後期を含めた全体からテストが出題されます。出題されるテストの形式は中間テストに似ていますが、出題範囲が広いため、入念な準備が求められます。

8. 単位の取得

試験の点数、レポートの評定、プレゼンテーションの評定、出席率、出席態度などが総合的に判断されて成績が付けられます。アメリカの大学の成績は、卒業や4年制大学への編入においては、とても重要な意味を持つ事を意識する必要があります。
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