ボストン生活が帰国後の就活に活きた!

語学学校の仲間達と授業後に写真を撮りました。

学校の先生やクラスメイト達と
(前列左から2番目)

・お名前: Ryunosuke Nojiri様(東京都)
・留学期間:7ヶ月間
・タイプ: 語学留学(日本の大学を休学)



今回は、日本の大学を休学されて、7カ月間ボストンの隣町のケンブリッジのThe New England School of English (以下NESE)へ留学された野尻さんへ留学体験、そして留学経験を活かした就職活動について伺ってみました。特に、就職活動に繋げる留学を目指しておられる方は、参考にされてください。

Q:なぜ、色々な街がある中でボストンを選ばれたのですか?

以前、ロサンゼルスへ短期で留学した経験がありました。その頃、漠然と次に行くなら西海岸ではなく東海岸へ留学したいと思っていました。ボストンの他にも、ニューヨーク、ワシントンDCなどの候補もありました。自分が真剣に学べる環境がどうかという点でリサーチした結果、最終的にボストンになりました。

Q:NESEで学ばれた感想は?

NESEの教育の質はとても高かったです。まず、私が印象的だった事は、先生達の教える事に対する意識の高さです。授業が始まる10分くらい前に、ホワイトボードに授業のポイントを書いて準備をするという姿勢がNESEの先生にはありました。

また、日本とアメリカでは、授業の進め方も大きく異なりました。日本では、黒板に書かれた事を基に、先生が生徒に教えるというスタイルが主流です。しかし、NESEの授業は、少人数制で、クラスの中で、先生と生徒がコミュニケーションを取るものが多かったです。そして、自分の意見を多く求められました。もちろん、はじめは戸惑いましたが、徐々に慣れていきました。

Q:英語上達の為に、ご自身で努力された事は?

学校のランチ時間は、アジア人と一緒にご飯を食べませんでした。アジア人とは、日本人だけでなく韓国、台湾、中国などの留学生達も含まれます。なぜかというと、ある程度、英語が慣れてくると、文化や考え方がアジア人同士は似ているので、説明しなくても空気で解り合えてしまうという事に気づいたからです。

私は、どうせならラテンアメリカン、中東のイスラム系、ロシアなど宗教や文化が大きく異なる人達と接したいと思いました。そして、ランチはいつも彼等と一緒でした。日本人は私一人だけというケースも少なくありませんでした。そんな経験をしている内に、英語でのコミュニケーションへの自信が付いてきました。

Q:日本人と彼等の違いはどんな点ですか?

アラブやラテンの人達は、クラスでとにかく質問をします。一方、日本人は、きちんと先生の言った事をノートに取り静かに授業を受けます。

彼等は、日本人の生徒からすると、まずしない様な簡単な質問も頻繁にしてきました。
私は、彼等に「なぜ、そんなに質問ばかりするのか?」と尋ねました。そしたら、返ってきた答えは「私は、先生が言っていることをできる限り理解する事が1番大切だと思う。だから周囲にどう思われるかはあまり気にならないな。」というものでした。
実際に、彼等の質問を起点にクラスで話題が盛り上がるので、その様なやり方もありなのかと思いました。

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言葉や文化の壁を越えて友達になれた経験は貴重

Q:アメリカで生活していて驚いたことは?

私が留学を開始して2か月目に、ボストンマラソンの爆破テロが起こりました。その時に、ブラジル人の学生達は、その事態への恐怖を、ありありと感じていたのが印象的でした。一方、私を含めた日本人留学生の、正直な反応は、大きな出来事だったにも関わらず“どこか自分とは関わりのない出来事”だというか“テロに対する実感の薄さ”を感じました。日本に長くいると、どこか平和ボケしてしまうと感じました。

Q:英語力が伸びたきっかけは?

私は、留学した当初、英語の間違えが怖くて、上手く外国人とコミュニケーションができませんでした。しかし、2か月程経過して、ホームステイのコロンビア出身のハウスメイトが、日本人が苦手とするriceやlice、thinkやsinkなどの発音の違いを、マンツーマンで教えてくれました。解らない事が明確になっていった結果、徐々に英語への怖さが取れていきました。今でも、彼には心から感謝です!

Q:留学中、帰国後の就活はどうでしたか?

A:私の場合、4月から12月まで語学留学をしましたが、留学期間中は、多少、日本の大学の友人とLineで話したりして、就活の情報を仕入れていました。しかし、留学中は、就職活動より、留学でしかできない色々な国の人達と深く付き合う事を優先しました。結果的に、企業の面接でも、しっかり留学で得た事を人事の方へ伝えられプラスでした。

本格的に就職活動を意識する様になったのは、帰国間際に参加したバイリンガルの人達向けの就職フェアのボストンキャリアフォーラムを経験してからです。会場では、グローバルな就職を目指す人達が沢山集まっていて、とてもよい刺激になりました。その日を機に、長く続いた「留学生」の視点から、「就活生」の視点に切り替える事ができました。帰国後は、就活で苦労もしましたが、最終的に目標としていたグローバル展開するメーカーへ就職できました。これからが、スタートです!

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グローバルに働きたい留学生が集まるボストンキャリアフォーラム

※今後、とても楽しみですね!

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