コロナ禍でのボストン(アメリカ)留学計画

【2021年8月20日時点】


1)ボストンでの新型コロナのワクチン接種状況は?

今回は、2021年、8月20日時点でのボストン(アメリカ合衆国)のコロナの状況を紹介します。

Our World in Dataの統計によれば、ボストンのあるマサチューセッツ州では、必要回数のワクチンの接種が完了した人は、州人口の64.7%(約456万人)でワクチンを1回以上接種した人を含むと州人口の73.8%(約509万人)となります。

<参照元:Our World in Data>

マサチューセッツ州と、アメリカ全土や日本のワクチン接種率を比較すると下記の様になります。

このデータより、2021年8月時点では、ボストン周辺のワクチン接種率は、全米や日本と比較するとかなり高いということになります。

地域別ワクチン接種率(2021年8月13日時点)

1回以上接種済み 必要回数接種完了
マサチューセッツ州
(ボストン市含む)
73.8% 64.7%
アメリカ全土 60.0% 51.1%
日本 48.9% 36.8%

新種のデルタ型の感染は、新型コロナワクチン接種率の高いマサチューセッツ州でも一定数増えています。しかし、重症化するケースは、接種率の上昇に伴い減少している様です。

2) コロナ禍でのボストン留学生活の現状は?

コロナ禍での授業後のアクティビティの様子

上記の写真は、FLSボストン校の授業後のアクティビティの様子です。

ボストンのチャイナタウン(中華街)のゲートで写真を撮っているところです。

ファイザー製やモデルナ製の新型コロナワクチンを接種した生徒さんは、外ではマスクなしで生活をしてもオッケーとのことです。コロナワクチンを未接種の生徒さんは、学校のキャンパス内に加え、外でもマスクの着用は必要です。

メジャーリーグのボストンレッドソックスの観戦に行った当サポートのお客様によれば、本拠地のフェンウェイ球場のお客さんは、ほぼ満員でしたが、マスクをしている人たちは、ほとんどいなかったとのことでした。

「東京オリンピックが新型コロナの影響で無観客で行われたことを考えると、今のボストンの球場は、コロナとは別の世界にいる様な感じがした。」とのことです。

ボストンレッドソックス戦の様子
【日時:2021/8/15】

コロナ禍のボストンレッドソックス戦、バッターの様子
ワクチン接種が進むボストンでは、野球場でもマスクしている観客は、ほとんど見当たりません。
コロナ禍のボストンレッドソックス戦、外野席の様子
ソーシャルディスタンスも日本の基準とは異なり、かなり「3密」の状態で観戦している様子が伺えます。

参照元:Youtube「MLBチャンネル」より

●ボストン市内の屋内公共スペースでのマスク着用の義務化

デルタ種の感染拡大に伴い、8月27日よりボストン市内の屋内公共スペースでのマスク着用が義務化されす。

ボストン市の周辺の町においても、今後、同様にマスクが義務化される可能性があるので、滞在先の自治体のホームページの確認が必要です。

>>ボストン市の屋内公共スペースのマスク着用の告知(英文)

3)コロナ禍での語学学校の受け入れ状況は?

コロナ禍での語学学校の様子

昨年4月以降は、オンラインのみで授業していた語学学校も、現在では対面授業を再開している学校も多く出てきております。

上記の写真は、FLSボストン校のある生徒さんのバースデーパーティの模様です。

街中では、マスクを外して生活しているボストン市民は多い中、コロナ対策で学校内においてはマスクを着用するようになっているとのことです。

語学学校によっては、コロナワクチンの接種を義務付けるところもあります。

その場合は、日本でワクチンを接種した証明書を入手し、現地スタッフに提出するか、もしくはボストンに到着後、マサチューセッツ州政府のホームページから予約をし、ワクチン接種を完了させる必要があります。

また、他の語学学校においては、日本でPCR検査の陰性証明を発行すれば、現地でのワクチン接種は義務付けないというところもあります。

※ボストン留学を検討する際、副反応等でワクチン接種が難しい方の場合は、事前に受け入れ条件を確認する必要があります。

【現地の学校側のコロナ対策】

語学学校のコロナ対策
下記は、ある語学学校の学校内での新型コロナ対策の一例です。

ボストン留学を検討される方からすると、現地の語学学校のコロナ対策がしっかりしているかは気になることかと思います。

なので、語学学校を決める前に、希望する語学学校がどの様なコロナ対策をしているのかを確認しておくことが重要です。

●頻繁の洗浄

勉強机、いす、ドアノブ、明りのスイッチ、トイレ、クラスルームの設備、教室など、生徒や先生が触れる場所においては、頻繁に洗浄をします。

●空気清浄機の設置

空気伝達の物質やウィルスを最大限にフィルターする空気清浄機を校内に設置しています。
クラスルームに加え、共同スペースの安全をキープします。

●健康のチェック

校舎内に入る前に検温検査をします。規定の体温より高い生徒や体調の悪い生徒は、校舎内に入ることができません。しかし、それらの生徒は、自宅からオンラインの授業を受けることが可能です。

●消毒、マスクの着用、ソーシャルディスタンスの確保

・タッチレスのハンド消毒
・校内でのマスク着用
・ソーシャルディスタンスを確保した机の配置

●オンライン授業への切り替え

・仮に新型コロナの感染者が学校内で出た場合、対面授業からオンラインへ切り替える仕組み

【語学学校の留学生の国籍】

ボストンの語学学校により、受け入れている留学生の国籍や比率は異なります。
ご参考までに、ある語学学校では、下記の国籍の留学生の受け入れをしています。
全校生徒の中で日本人の比率が12%程にとどまる学校もあります。
ただ、日本人は初中級~中級に集中する傾向がありますので、それらのレベルの場合、日本人の比率は高くなる可能性があります。

日本人
ブラジル人
ボリビア人
中国人
コロンビア人
サウジアラビア人
トルコ人人
ロシア人人
タイ人
ベネズエラ人
モロッコ人
イエメン人
パレスチナ人
台湾人
レバノン人
グアテマラ人

4) アメリカへの入国の注意点

現時点では、アメリカへ出発する72時間までに医療機関でPCR検査を受けて、英文の英文の陰性証明を入手する必要があります。

PCR検査は、全国のトラベルクリニックなどで予約して受けることも可能です。また羽田空港や成田空港でも受けることができます。価格は医療機関ごとに異なります。

現時点での入国の条件は、PCR検査の陰性証明となっております。

しかし、今後アメリカ政府やCDC(米国疾病予防管理センター)の方針転換で、入国条件が変更される可能性があるので、注意が必要です。

ボストン到着後に隔離は必要!?

現時点では、PCR検査の陰性証明をもって入国した場合、滞在先での隔離は必要ありません。

ホームステイ先に到着した翌日から語学学校の授業を受講することが可能です。

ただ、新型コロナのワクチン接種が義務付けられている語学学校もあります。

米国出発前にワクチン接種が済んでない方は、到着後に迅速にワクチン接種を行って頂く必要がございます。

5)現地での新型コロナ・ワクチン接種の方法

日本で新型コロナのワクチンを接種する場合、年齢によっては、長期間待たなければならない状況です。

一方、ボストンでは、マサチューセッツ州政府のホームページからワクチン接種の予約をすれば、2~3日で接種をすることが可能です。

留学生であっても、新型コロナ・ワクチンの接種は無料で受けることが可能です。

●マサチューセッツ州政府の新型コロナワクチンの接種予約サイト➡ココをクリック

また、ワクチン接種をする場所は、医療機関に加え、コストコやStop & Shopの様なスーパーマーケット、CVSファーマシーなどの薬局でも気軽に受けることができます。

ボストンのコロナワクチン接種の会場の地図

ボストン周辺の新型コロナワクチンの接種会場
参照元:Google Map

ボストン周辺でワクチン接種が可能な場所

●CVS Pharmacy(CVSファーマシー)コンビニ&薬局
●Stop & Shop(ストップ&ショップ)スーパーマーケット
●Star Market Pharmacy(スターマーケット・ファーマシー)薬局
●Boston Medical Center COVID-19 Vaccination Clinic(ボストン・メディカルセンター、COVID-19ワクチン・クリニック)
●South Boston Community Health Center(サウスボストン・コミュニティ・ヘルスセンター)NPO法人 など

6) 渡米準備や渡米が困難な場合のオンライン授業

実際に、ボストンへの留学が難しいとお考えの方におススメなのが、オンライン留学プログラムです。

このプログラムは、実際にアメリカに留学している留学生達と全く同じ内容をオンラインで学習することが可能です。

オンラインプログラムの費用は、実際の対面の授業よりも費用が安いので、日本から質の高い英語を学びたい方にはおススメです。

現時点では、日本でオンラインの英語コースを受講して英語力を伸ばしておいて、コロナが収束したタイミングでボストンへの留学を計画しているお客様もおられます。

オンライン英語プログラム

7) 授業料ディスカウントで留学を実現


コロナ禍では、留学費用を捻出するのが大変だという方もおられます。

その様な方には、授業料をディスカウントしてくれる語学学校を選択することをお勧めします。

現時点ですと、授業料の10~30%のディスカウントを対応している語学学校がございます。

ディスカウントキャンペーン

まとめ

現時点では、ボストン周辺の語学学校や大学も、対面授業を再開しているところが多いです。

しかし、今後、デルタ株や新たなタイプのコロナウィルスが広がった場合には、学校の方針が変更される可能性があります。

ですので、コロナ禍でのボストン留学を検討される場合は、アメリカ政府、日本政府に加え、希望する語学学校や大学のコロナ対策の方針を把握する必要があります。

ボストンへの留学に関して、ご質問などございましたら、お気軽にお声をお掛けください↓

>>無料相談はコチラ

ボストン留学ガイドのプレゼント お問合せ