第9章:まとめ
目標・ルールを知る・感謝の3つが原則だった
【動画内容】
では、次は、まとめの章に移らせて頂きます。今までの講義を聴いて頂きありがとうございました。
これまで、大学の選び方、コースの取り方、就活のポイントなど様々な角度から、大学留学を成功に導くポイントをお話させて頂きました。
ここで、1つ、これから大学留学を目指す、あなたにお伝えしたい言葉があります。
「不易流行(ふえきりゅうこう)」という言葉をご存知ですか?
不易とは、時代が変わっても変わらない普遍的なもののことです。
一方、流行はトレンドのことです。私がボストン留学していた1990年代と今では、社会のトレンドやテクノロジーは大きく変化しています。私が留学していた頃には、SNSのFacebookなど存在せず、Eメールすら十分に普及していませんでした。
私が、これからボストン留学を検討されている、あなたにお伝えしたいのは「不易」の部分です。
前の章でも少し触れましたが、アメリカ留学を成功に導く3つのポイントについて最後にお話します。
まずは、目標を持つことです。そして、ルールを知ることです。ここでいうルールは、アメリカの大学の教育システムに加え、卒業後の就活のルールも含まれます。そして、感謝です。
大学留学は、あなた一人の力だけでは成功できません。親をはじめ、大学の教授、友人、論文を添削してくれるチューターの先生など色々な人達のサポートがあります。お金を払ってサポートしてくれる人は別として、私を助けてくれる筋合いもない人達が、時間をかけて勉強面でも生活面でも、ボストン留学中に、多くの場面で助けてくれたことを、私は未だに忘れません。
留学中に頑張るあなたにも、きっと、その様な仲間達との出会いがあることでしょう。
その人達にできることは、感謝しかないです。
このオーディオプログラムでは、大学の授業の取り方などのルールについて時間を割いて説明させて頂きました。しかし、正直、アメリカの大学のルールを知るだけでは、上手くいかないと思います。
それに加え、あなた自身の目標が大切です。
「私は何に興味があるか?」
「私は何だったら全力で投球できるか?」
などというポイントを明確にしているかどうかは、アメリカの大学では大切です。
このポイントが明確な人は、大学生活の中で大きな壁にぶち当たった時でも、前進できます。
ただ、目標は、自然になんの努力なしに見つかるものではないと思います。もし、目標が明確でないならば、色々な行動をされてみるとよいと思います。毎年11月に開催される日英バイリンガルの就活フェアのボストンキャリアフォーラムに参加するのもよいでしょう。
この目標、ルール、感謝の3つのポイントは、私がボストン留学をしていた頃でも今でも、時代を超えて大切なポイントです。
過去を振り返ると、大学留学は、英語のハンディなどがあって、決して卒業するまで楽だったとは思いません。結果的に卒業できたので、よかったのですが、卒業直前まで、「こんな難しいこと、自分には無理だ!」と思う様な壁が数回ありました。
その様な大きな壁にチャレンジして、その壁を越えてゴールに近づいていく経験を私は、ボストン留学を通じてできました。なので、卒業時に大きな感動があったと同時に、そのあとの人生にもプラスになっていることが沢山あります。
アメリカへの大学留学においては、「あなたの卒業を保証してくれる」というものは何もありません。あなたは、目標を持って、未来にチャレンジして、道を切り開いていくことでしょう。失敗を恐れず、自分の出せる100%、120%を出して挑戦していけば、気づけば進みたい道が明確になっていることでしょう。